2月末日をもって騎手を引退し、調教師に転身する福永祐一騎手が、ジョッキーとして最後の追い切り騎乗を16日、行った。
栗東トレセンでの“騎手ラストライド”となったパートナーはドバイ・シーマクラシック・G1(3月25日、メイダン・芝2410メートル)連覇を目指すシャフリヤール(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎、父ディープインパクト)。
坂路で併せ馬を行い、馬なりで56秒1―12秒5。21年の日本ダービーを勝ち取った“相棒”の乗り味をかみ締め、指示通りの動きへと導いた。
福永騎手は「むっちゃよかった。今までの放牧帰りで一番いい。イクイノックスは強いけど、この感触なら楽しみ」と、笑顔で振り返っていた。