香港スプリントで骨折して長期離脱をしている一昨年のスプリンターズSの覇者、ピクシーナイト(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎、父モーリス)が、復帰を予定していた阪急杯(2月26日、阪神・芝1400メートル)を回避することが2月17日、分かった。馬主であるシルクホースクラブがホームページで発表した。
21年スプリンターズSを制し、その後に挑戦した香港スプリントで落馬事故に巻き込まれ、左前脚のトウ骨手根骨の剝離骨折などにより1年以上休養。1月28日に栗東トレセンに帰厩し、復帰戦に向けて調整を進めていたが、2月17日の調教後、左後肢の歩様に違和感が認められた。骨や筋に異常はなかったものの、大事を取り近日中に放牧に出る予定。馬の状態を最優先に決める方針で、目標にしていた高松宮記念(3月26日、中京・芝1200メートル)の出走を見送る可能性も出てきた。