◆サウジカップ・G1(2月25日、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場)
世界最高の1着賞金1000万米ドル(約13億4000万円)を誇るサウジカップ・G1(現地時間2月25日、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場・ダート1800メートル、13頭立て)に日本馬が6頭(カフェファラオ、クラウンプライド、ジオグリフ、ジュンライトボルト、パンサラッサ、ヴァンドギャルド)も出走するが、海外メディアは厳しい見立てを示している。
米国の競馬専門メディア「ブラッドホース」は22日の電子版で、「2022年の勝者、バファートの2頭が含まれる」と題したサウジカップの展望を掲載。2022年の勝者は地元のエンブレムロードだが、カントリーグラマーとテイバの2頭を送り出すボブ・バファート調教師が枠順決定後に、ライバル関係で特に日本勢を気にしていたという。「彼らについて何も知りません。しかし、日本人は今ではかなりうまくやっている。彼らは昨年、そこでほぼすべてを勝ち取った」とバファート師のコメントを紹介。日本馬が4つの重賞を勝ち取った昨年の印象が強く残っているようだ。
しかし、記事ではジオグリフとヴァンドギャルドがダート初参戦であることなど日本馬6頭の実績をそれぞれ紹介しながら、「日本から出走する6頭は、いずれも実績があるが、馬場や距離に疑問符がつく馬ばかりだ」と厳しいジャッジを下した。これまで日本勢は20年ゴールドドリーム、22年マルシュロレーヌの6着が最高成績。13億円超のビッグボーナスを手にすることができるだろうか。