【阪神大賞典】ボルドグフーシュ伸び盛りの4歳 川田 将雅騎手とのコンビでディープボンドの3連覇止める

長丁場適性に成長力も魅力のボルドグフーシュ
長丁場適性に成長力も魅力のボルドグフーシュ

◆第71回阪神大賞典・G2(3月19日、阪神・芝3000メートル)

スタミナ自慢がそろった阪神大賞典・G2(19日、阪神)を、戸田和彦記者が「占う」。

 ゴールドシップ以来、レース史上2頭目の3連覇を狙う“マイスター”のディープボンドに待ったをかけるのは伸び盛りの4歳馬。昨年のリーディングジョッキーで、今年もトップを走る川田と新コンビを組むボルドグフーシュだ。

 武器はボンドに負けない無尽蔵のスタミナ。本来の高い能力が距離延長で完全に開花した。菊花賞で鼻差2着に入り、有馬記念でも2着。2200メートル以上では全6戦でラスト3ハロンメンバー最速の脚を繰り出し、【2220】と安定感抜群だ。

 振り返れば、昨年の有馬記念で手綱を執った福永元騎手も「来年は主役を張れると思う」と太鼓判を押していた。川田とは8日の栗東・CWコースで初コンタクト。6ハロン79秒9―11秒4で僚馬を約5馬身も突き放した。

 宮本調教師は「時計が出ている感じはないのに出ている。走る馬特有の感じですね」とお墨付きをもらった鞍上とのやり取りを晴れやかな表情で明かし、さらに言葉に力を込めた。「重賞の勲章を取って欲しい」。2人の名手が感じ取る高い素質で実績馬の壁を打ち崩し、長距離王者への一歩目を刻む。(戸田 和彦)

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