◆クイーンエリザベス2世C・G1(4月30日、香港シャティン競馬場・芝2000メートル)
海外初挑戦のプログノーシス(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎、父ディープインパクト)は2着に終わった。Z.パートン騎手を背に道中は7頭立ての最後方から進め、直線に向いて手応えよく追い出すも進路が開かず。ようやく前が開くと、猛然と追い込んだが2着までだった。勝ち馬は香港チャンピオンのロマンチックウォリアー(せん5歳、C.シャム厩舎)。勝ち時計は2分1秒92(良)。
プログノーシスは3歳3月の未勝利戦でデビュー。クラシックには縁がなかったが、度重なる休養を挟みながら4歳春の3勝クラス突破でオープン入り。その後は再び休養に入り、復帰戦のカシオペアで2着に好走すると続く中日新聞杯で4着に健闘した。再び休養を挟んで迎えた今年の始動戦・金鯱賞では重賞初制覇。優先出走権を得た大阪杯に進む予定だったが、右後肢に疲れが見られたため、目標を香港に切り替え、GⅠ初制覇を狙っていた。
中内田充正調教師(プログノーシス=2着)「このクラスでのレースは初めてでしたが、よく頑張ってくれました。馬の感じはすごく良く、本来の能力を発揮できる体でした。スタートはいつものプログノーシス。後ろからになりましたが、想定内でした。後ろ過ぎるかなと思っていましたが、良く頑張ってくれました。直線でスペースがなかったですが、1頭だけ後ろから来てくれた。今後は未定ですが、今日の相手、クラスでこの馬自身頑張ってくれた。G1級で頑張ってくれると思います」