◆クイーンエリザベス2世C・G1(4月30日、香港シャティン競馬場・芝2000メートル)
海外初挑戦のジェラルディーナ(牝5歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父モーリス)は、母ジェンティルドンナ(14年ドバイ・シーマクラシック)に続く史上初の母子海外G1制覇を狙ったが、7頭立ての6着に敗れた。スタートがいまひとつで後方を追走。直線は外から加速を始めたが、6着まで詰めるのが精いっぱいでスローペースに泣いた。
斉藤崇史調教師(ジェラルディーナ=6着)「スローで後ろからの競馬になり、伸び切れなかった。日本と違って地下馬道もなく、落ち着いていたのは良かった。スタートを出れば前に付けたいとクリスチャンも話していましたが、スタートが決まらず後ろからになってしまいました。ペースが遅かったですし、止まっている訳じゃありませんが、差を詰めるまでの脚は使えませんでした。いろいろ良くなりましたし、落ち着いてレースに臨めた。(今後は)いろいろ考えたいと思います」