◆第149回ケンタッキーダービー・米G1(5月7日、チャーチルダウンズ競馬場・ダート2000メートル)
地方競馬の大井から初めて遠征したマンダリンヒーロー(牡3歳、大井・藤田輝信厩舎、父シャンハイボビー)の出走が決まった。補欠の2番目だったが、出走圏内にいたプラクティカルムーブ、ロードマイルズ、コンティノアールの出走取消が決定。出走2日前にして、奇跡的に20頭に滑り込むことができた。サンタアニタダービー・G1(2着)に続き、現地で活躍する木村和士騎手の手綱で出走する。
藤田輝信調教師は「待ったかいがありました。ホースマンが目指す大舞台。その貴重な1枠に入れたのが信じられない」と夢が実現した喜びをかみしめ、「ここまで順調にきているので、あとは自分の競馬をするだけ」と闘志を燃やした。藤田輝師は5日夜の航空便で現地に向かう予定だ。