◆第137回目黒記念・G2(5月28日、東京競馬場・芝2500メートル、良)
伝統の長距離ハンデ重賞は18頭で争われ、ダミアン・レーン騎手が騎乗した単勝4番人気のヒートオンビート(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎、父キングカメハメハ)が直線脚を伸ばし、粘るディアスティマ(北村友一騎手)をゴール寸前で差し切った。日経賞・G2・6着から巻き返し、重賞初勝利を挙げた。勝ちタイムは2分30秒8。
ダミアン・レーン騎手は11Rの日本ダービーをタスティエーラで制しており、12Rと重賞を連勝。1日で日本ダービーと目黒記念の重賞2勝は、2017年に日本ダービーをレイデオロ、目黒記念をフェイムゲームでクリストフ・ルメール騎手が制した例があるが、当時はダービーが10R、目黒記念が12Rだったため、連勝は初めて。2着に逃げたディアスティマ(北村友一騎手)、3着にサリエラ(クリストフ・ルメール騎手)が入った。
ダミアン・レーン騎手(ヒートオンビート=1着)「前半が流れていたので、理想的でいいペースだった。リズムよく折り合えて運べたので直線の手応えも良かったし、最後まで一生懸命に走ってくれた。いい勝利だった」