◆第30回函館スプリントS・G3(6月11日、函館競馬場・芝1200メートル)=函館競馬場、7日
トウシンマカオ(牡4歳、美浦・高柳瑞樹厩舎、父ビッグアーサー)は、鮫島克駿騎手を背に函館・芝コースで追い切り。直線で軽く仕掛けられると、一杯に追ったビップナージャ(3歳未勝利)を4馬身半突き放した。抜群のキレに、鞍上も「追い切りはいつも動く馬ですけど、洋芝の感触も悪くなかったです。今回は結構、自信がありますよ」と胸を張った。
前走の高松宮記念は不良馬場に手こずり15着と大敗。開幕週のきれいな馬場に変わるのはプラスだ。「雨が降ったとしても前走ほど悪くなることはないと思うし、スピードも要求されるので、ある程度位置はとりたいですね」と、鞍上は策を練る。昨年11月の京阪杯以来、2度目の重賞制覇へ態勢は整った。