◆第64回宝塚記念・G1(6月25日、阪神・芝2200メートル)=6月23日、栗東トレセン
ロンジンワールドベストレースホースランキングで世界1位の座に就いているイクイノックス(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎、父キタサンブラック)は、この日の朝一番に僚馬ジオグリフらとともに坂路をゆっくりと駆け上がった。威風堂々とした雰囲気は貫禄すら感じる。木村調教師は「トラブルなく順調に来ています」と、ここまでの調整過程に不安はない。
前走は圧倒的なパフォーマンスでG1・3連勝を飾った。3枠5番も過去6勝と、宝塚記念と相性がいい枠を引き当て、舞台は整った。枠順発表にも「やるべきことは変わりません」と気を引き締めていた指揮官。栗東滞在を実りあるものにするためにも、落とせない一戦だ。