【宝塚記念】イクイノックスは65年シンザン、99年グラスワンダーが同レースを制した“最強4歳”枠の3枠5番

5番枠からG1・4連勝に臨むイクイノックス
5番枠からG1・4連勝に臨むイクイノックス

◆第64回宝塚記念・G1(6月25日、阪神・芝2200メートル)

 世界1位の走りをとくとご覧あれ。宝塚記念のファン投票では歴代最多得票となる21万6379票を集めたイクイノックスは5番枠に決まった。過去には1番、3番、9番、11番に並ぶ最多の6勝を挙げている馬番だが、65年のシンザン、99年のグラスワンダーが4歳で宝塚記念を制した“最強4歳”枠だ。

 木村調教師は「極端な枠ではないですし、やることは変わりません」とあくまでも自然体を貫く。栗東滞在中でも美浦にいる時と同様に、3頭併せできっちりと仕上げられた。追い切り翌日の22日は強い雨が降っていたが、栗東のEダートコースで1周。落ち着いた様子で体形もシャープに映る。

 前走のドバイ・シーマクラシックではほぼ馬なりで他馬を圧倒した。当時4着だった英国馬モスターダフが21日の英G1・プリンスオブウェールズSを制したことで、ロンジンワールドベストレースホースランキング世界1位の強さを改めて世に示す形となった。

 父キタサンブラックが2回挑戦して勝てなかった春のグランプリだが、最強の孝行息子は準備万端だ。父の忘れ物を取りに好発進を決める。(山下 優)

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