宝塚記念デー(栗東)

クイックバイオ
クイックバイオ

 こんにちは、山本です。今日も梅田の会社から打ってはいますが、本日は恐らく書き終わる頃には明朝の自宅か、と。とはいえ、しっかりと書き切るつもりですから、パッチパチといきますか。

 さて、宝塚記念です。今日は懐かしいお話を。それは2018年のこと。実はこの時、結果的にG1初制覇を飾ったミッキーロケットをかなり前から本命にしようと思っていて、栗東での取材でもいい感触を得て、どう買おうかという段階まで頭の中ではシミュレーションしていました。そして、栗東での取材は水曜で切り上げ、木曜日は香港からやって来たワーザーという外国馬を取材するために阪神競馬場へ出向いたんですよね。未知との遭遇じゃないけど、気になる馬の一頭でして、楽しみにしていたんですけど、馬体派じゃないワタクシから見ても、明らかにげっそりとしている。陣営のトーンも微妙。気になる存在は急転、消しとなったのです。

 当日もワーザーの馬体重は20キロ以上のマイナス。自分の見る目に自信を深めながら、ミッキーロケットからの馬券をたんまりと買いましたよ。レースは思い通りの形でミッキーが好位から抜け出し、よっしゃと思ったのもつかの間、外から勢いよく飛んできたのは、あのワーザーじゃないですか! 「やめろ、やめろ!」の声もむなしく、ゴール前は一騎打ち。単勝を買わず、連系の馬券のみ(ワイドなし)だったワタクシはぼう然とした状態でゴール前を見守っていたのであります。あの切なさ、こう書いていくうちに、また込み上げてきましたよ…。

 ということで、そろそろ本題へ。今日も明日の競馬を中心に見ていきましょう。宝塚記念デー、といえば、やっぱり阪神芝1800メートルです。

 実は今年のメンバーを見て、オッと思ってしまったのですが、今年の7頭、実は何かしらの形で一度、話を聞いたことある馬ばかり。栗東が激減した中で偶然とはいえ、一応感触を聞いた馬たちばかりが集まるとはありがたい。過去の記憶をたどりつつ、紹介していきますか。

 まずは、ワタクシがPOGのYouTubeドラフトで指名した須貝厩舎のクイックバイオ(牝、父ブリックスアンドモルタル、母アニメイトバイオ)がデビューします。当初の予定は中京2週目だったのですが、2週前倒しとなりました。ただ、この馬に関しては、須貝調教師が本当に強気なんですよ。このレースに使うことが決まった時も「牡馬相手でも、いい競馬ができると思うよ。距離も問題ないし、期待している」とかなりの熱い口調。これは、もう春先からですね。その感触が全く下がることなく、実戦を迎える感じです。

 取材の感触という点では、中竹厩舎のメイプルギャング(牡、父War Front、母Crimson Maple)も良かったですね。先週の栗東で、中竹調教師が「しっかりと動けているし、折り合いも問題ないから、距離も気にならない。このお父さんは芝でも走っているから」と手応えを感じていましたよ。あと、大久保厩舎のギャンブルルーム(牡、父キズナ、母シャンデリアハウス)は「まだ、特別にすごいという感じではないけど、ここから上げていければ」と先週の大久保調教師は話していました。今週の坂路でも軽く気合を乗せていたようですし、どこまで気配が上向いているか。

 あとは音無厩舎のダノンスウィッチ(牡、父American Pharoah、母スウィッチインタイム)は動きに関しては最上位でしょう。あとは何度も書いているように、適性がどこにあるか、ということ。「力を出せる状態にはあると思います。芝に実戦でどこまで走れるか」と生野助手。ここは今後の方向性、適性を測るうえでも大事な一戦になると言えそうです。

 最後は松下厩舎のセレクト1億8000万円馬、ショウナンハウル(牡、父レイデオロ、母リンフォルツァンド)。先週も書いたように、今週は単走で追い切られたようですね。先週、今週のしまいの時計が示すように、確かな脚力があるのは間違いない。あとはセルフコントロール、うまく折り合いをつけて、力を出し切れるかどうか。ダノンじゃないですけど、実際のレースでどうなのか、早く見てみたい存在ではあります。

 あと、松下厩舎ではチェレスタ(牝、父ハービンジャー、母カリンパ)が栗東に戻ってきましたね。こちらは中京や福島の、少し距離のあるレースを目標に調整していくとのこと。「重苦しい感じは全くなくて、軽い動きをするし、いい馬ですよ」と松下調教師の

評価は非常に高いです。

 最後にワタクシの「ドラ1」、矢作厩舎のドゥマイシング(牡、父ドゥラメンテ、母フォースタークルック)について。こちらは中京2週目の芝2000メートル、鞍上は坂井Jになりました。今週はCWコースで6ハロン82秒9―11秒9と上々の時計をマークしています。「いいですね。徐々にステップを上がっているというか、良くなっている感じはありますよ」と安藤助手。当初は気性面での幼さもあったようですが、今はそんな面も軽減され、一歩ずつ階段を上がっているように感じます。よしよし♪

 では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

東京9R・3マラキナイア(ここは相手に恵まれ、斤量も軽い。将来的にはオープンまで出世できる器と見込んでいます)

 続いては「馬券王への道 延長戦」をどうぞ。

阪神2R・11コパノサントス(前回は前に厳しい競馬だったうえ、直線はずっと前が壁。完全に脚を余した)

阪神8R・9シュタールヴィント(立て直した効果大。強敵相手だが、素質では上位の存在)

函館10R・1ミズノコキュウ(こちらも立て直した。内でためて、ひと脚生かせば)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

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