【日経新春杯展望】今年の飛躍を誓う馬たちの争い ショウナンラプンタが重賞初Vへ

日経新春杯の登録馬。※騎手は想定
日経新春杯の登録馬。※騎手は想定

 第72回日経新春杯・G2は1月19日、中京競馬場の芝2200メートルで行われる。

 昨年の菊花賞で4着だったショウナンラプンタ(牡4歳、栗東・高野友和厩舎、父キズナ)は有馬記念に出走できずにこちらへ。まだ重賞タイトルこそないが、青葉賞2着や神戸新聞杯で3着と崩れない安定感は評価できる。ここまでは乗り込み量も豊富で、いきなり走れる仕上がり。重賞Vのチャンスはあるはずだ。

 同じく有馬記念を除外となったメイショウタバル(牡4歳、栗東・石橋守厩舎、父ゴールドシップ)はこの舞台で行われた昨年の神戸新聞杯で勝利し、ショウナンラプンタに先着。重賞2勝馬でどのくらいのハンデになるかがポイントだが、気分良く走れれば当然、有力の一頭に。

 ヴェローチェエラ(牡4歳、栗東・須貝尚介厩舎、父リアルスティール)は昨夏から3連勝でオープン入りを果たした。ゆきやなぎ賞ではショウナンラプンタと0秒1差の2着で、当時より力を付けていることからも上位が狙える。

 久々の前走で素質の違いをみせて逃げ切ったタッチウッド(牡5歳、栗東・武幸四郎厩舎、父ドゥラメンテ)は23年の共同通信杯で2着と、重賞級の力を持っている。メイショウタバルがいて展開がカギになるが、すんなり先行できれば残り目もあるか。

 その他、昨年は未勝利でも重賞で差のない競馬を続けるサトノグランツ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎、父サトノダイヤモンド)、エリザベス女王杯で3着のホールネス(牝5歳、栗東・藤原英昭厩舎、父ロペデヴェガ)、まだ底を見せていないロードデルレイ(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎、父ロードカナロア)も軽くは扱えない。

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