◆第59回シンザン記念・G3(1月13日、中京・芝1600メートル、良)
3歳限定のG3は16頭立てで争われ、3番人気で浜中俊騎手騎乗のリラエンブレム(牡、栗東・武幸四郎厩舎、父キズナ)が、新馬からの2連勝で重賞初制覇を飾った。勝ち時計は、1分34秒6。
シンザン記念のキャリア1勝馬の優勝は19年ヴァルディゼール、23年ライトクオンタム、24年ノーブルロジャーに続く3年連続4頭目。浜中騎手は2011年レッドデイヴィス、13年エーシントップ、14年ミッキーアイル、16年ロジクライに続く5勝目で、歴代単独2位(1位は武豊騎手の8勝)。
2着は1番人気のアルテヴェローチェ(川田将雅騎手)、3着は14番人気のウォーターガーベラ(団野大成騎手)だった。
戸崎圭太騎手(マイネルチケット=4着)「折り合いがポイントと思っていました。スタートはフワッと出て良かったですが、途中からかんでいました。1400メートルがいいと思っていましたが、その辺が短距離に出てしまっているようです」
藤岡佑介騎手(ジーティーマン=6着)「レースまですごく落ち着いて臨めました。ペースが遅くなって力んでしまい、3、4コーナーの馬場が悪いところではもがくような走りでした。きれいな馬場の方が合っています。成長の余地がありますし、これからの馬ですね」
幸英明騎手(アクルクス=7着)「少し3、4コーナーで脚を取られましたが、最後は伸びていました。力がある馬なので、これからもっとやれそうです」
坂井瑠星騎手(ラージギャラリー=8着)「前走のイメージで乗りました。途中からこられたぶん、厳しい展開になりましたが、それでもパッタリ止まらず、頑張ってくれました」
ミルコ・デムーロ騎手(オンザムーブ=9着)「ちょっと力んで、ゲート裏も少しうるさかったです。スタートはポンと出ましたが、跳びが大きく、後ろになってしまいました。4コーナーで疲れてきて、どんどん外にもたれました。直線はそこまでもたれなかったけど、ジリジリでした」
菱田裕二騎手(リカントロポ=10着)「結果は良くなかったですが、将来性を感じる内容でした。1600メートルは忙しい印象なので、距離が延びて活躍してくれる馬だと思います」
ルメートル騎手(ゴールデンカイト=11着)「スタートが速く、道中もリズム良くいけていましたが、直線のこれからというところで被害を受けました。そこが残念でした」
松山弘平騎手(レーヴブリリアント=12着)「今日は力みがあって、うまく力を出し切れませんでした」
池添謙一騎手(カラヴァジェスティ=13着)「馬場入り前からテンションが高くて、メンコを外してチャカチャカしていました。もう少し落ち着いて臨めればいいのですが。参考外の一戦だと思います」