◆第27回スパーキングレディーC・交流G3(7月5日、川崎・ダート1600メートル、良)
牝馬限定のマイルで行われるダートグレード競走は9頭(JRA4、南関東4、他地区1)で争われ、単勝4番人気でJRAのレディバグ(牝5歳、栗東・北出成人厩舎、父ホッコータルマエ)が酒井学騎手を背に好スタートから2番手に付けて直線を向くと、単勝1番人気で南関東のスピーディキック(御神本)の猛追をぎりぎり振り切り、頭差で接戦を制した。昨年2着のリベンジを果たし、重賞初制覇。重賞8度目の挑戦で悲願の勝利を挙げた。勝ち時計は1分41秒3。
スピーディキックが2着、3着は単勝5番人気でJRAのタガノクリステル。(和田竜)。単勝2番人気でJRAのグランブリッジ(川田)は4着に敗れた。
酒井学騎手(レディバグ=1着)「ずっとコンビを組ませていただいていた馬なので、とにかく本当にうれしかったです。最近ちょっとスタートして勢いが持続できない感じ、追走が厳しいことが多かったんですけど、きょうはスムーズに追走できていた。馬も調子が良かったんだと思います。前々で競馬が出来て良かった。後ろから来る馬たちは気にはなっていたけど、正直ゴールした瞬間はどっちが勝ったか分からなかった。兄が先日(川崎で)調教師になった酒井忍なんですが、ゆかりのある場所で重賞を勝つことが出来て光栄に思っています」