7月9日の函館5R・2歳新馬(芝1800メートル=9頭立て)は、武豊騎手とのコンビで挑んだ白毛のカルパ(牡2歳、栗東・須貝尚介厩舎、父モーリス)が2番人気を集めたが、3着に敗れた。同舞台で新馬勝ちして出世街道を走る同厩舎の姉ソダシ(牝5歳、父クロフネ)に続くデビューVはならなかった。
レース後、武豊騎手は「上手にレースができていました。まだ瞬発力という点では上位2頭と差があった。使っていってよくなっていくと思います」と話し、今後に期待した。
勝ったのは単勝1・4倍の断トツ1番人気だったレガレイラ(牝2歳、美浦・木村哲也厩舎、父スワーヴリチャード)。クリストフ・ルメー騎手を背に最後の直線を強烈な瞬発力で、逃げたセットアップ(横山武史騎手)を1馬身半差をつけて差し切った。勝ち時計は1分49秒8(良)。
さらに3馬身半差の3着に敗れたカルパは、シラユキヒメから始まる白毛ファミリーの秘蔵っ子。姉ソダシはG1・3勝の活躍を見せ、弟もデビュー前からその注目を一身に浴びてきた、白星はお預けとなった。