日本最大の競走馬のセリであるセレクトセール2023(主催・一般社団法人日本競走馬協会)が7月10日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開幕した。初日は1歳馬セールで、午前10時にスタートした。
競馬ゲームの「ウマ娘」などで知られるサイバーエージェントの藤田晋社長は今年も積極的に動いた。上場番号1番の「ヤングスターの2022」(牡、父キズナ)をいきなり2億1000万円で落札すると、その後も2頭の2億円ホースを含む上場馬を続々と競り落とした。この日は計8頭を計10億4900万円で購入。初めて訪れた2021年のセールから3年連続で1歳セールでの落札額10億円超えとななった。
藤田オーナーは真っ先に購入した「ヤングスターの2022」について、「目立ちたくはなかったけど、あの馬ならもっと高くてもいこうと思っていました」と回顧。「結構、うまくいったかなと思います。予算内でおさまりました」と満足そうに会場を後にした。