昨夏のセレクトセール以降の1年間で産駒が最多のJRA・G1・5勝を挙げてきたドゥラメンテは21年夏にこの世を去っており、今年の1歳がラストクロップ。14頭が上場され、計14億6700万円ですべて落札された。
最高額は3冠牝馬ジェンティルドンナを半姉に持つ「ドナブリーニの2022」(牡)の2億1000万円。この日の8位タイだったが、種牡馬別では最多の7頭が1億円超えと存在感を示した。日本競走馬協会(ノーザンファーム代表)の吉田勝己理事は「最後の世代ということでプレミアはあったと思うが、血統的にもいい馬がたくさん上場されていた。質のいい産駒ばかりでした」と活躍に期待を寄せた。(松井 中央)