第71回中京記念・G3が7月23日が中京の芝1600メートルで行われる。
安田記念13着以来になるダノンスコーピオン(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎)。1週前追い切りは栗東坂路で単走。軽く仕掛けられたラスト1ハロンはスムーズにギアを上げ、53秒4―11秒9と切れのある動きを披露した。陣営は「緩さが解消して良くなっています。これが競馬につながれば」と期待。昨年のNHKマイルカップ覇者で、ベストは左回りマイル。直前の気配には注目だが当然主力視する。
海外初挑戦Vを狙った豪G1・オールエイジドSは7着と敗れたホウオウアマゾン(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)。慣れない馬場にノメっての敗戦だけに参考外としたい。3歳時のアーリントンC優勝など、阪神に良績が集中しているが、左回りも問題ないタイプ。
ヴィクトリアM10着以来のディープインパクト産駒ルージュスティリア(牝4歳、栗東・藤原英昭厩舎)は、中京マイル2戦2勝。切れ味が生きる舞台で楽しみな存在だ。
そろそろ重賞での結果が欲しいアドマイヤビルゴ(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)、ヴィクトリアM4着のレースぶりが良かったディヴィーナ(牝5歳、栗東・友道康夫厩舎)、10番人気の米子Sを差し切ったメイショウシンタケ(牡5歳、栗東・千田輝彦厩舎)の一発に警戒。(大上 賢一郎)