【関屋記念】メイショウシンタケ逆転で夏のマイル王目指す 千田調教師「あとはやる気を出してくれれば」

逆転のサマーマイル王を狙うメイショウシンタケ
逆転のサマーマイル王を狙うメイショウシンタケ

◆第58回関屋記念・G3(8月13日、新潟競馬場・芝1600メートル)=8日、栗東トレセン

 メイショウシンタケ(牡5歳、栗東・千田輝彦厩舎、父ワールドエース)は坂路を69秒0―15秒5で軽快に駆け上がった。2走前に米子Sを勝ち、現在サマーマイルシリーズは首位に2ポイント差の2位。今回の結果次第で逆転の可能性もある。千田調教師は「変わらず元気だし、普段はいやいやすることもない」と様子を伝えた。

 重賞初挑戦の中京記念(8着)は騎乗予定だった藤岡康太騎手が同日の8Rで落馬負傷し、急きょ乗り替わり。後方に控えたが、荒れた内側を通らされるなど、長所の切れ味を発揮できなかった。指揮官は「難しい馬だから、乗り替わりはかわいそうだった。逃げ馬が勝つレースであの位置は厳しかった」と振り返る。

 以前から気性的にムラがあったが、「(前走は)それでも大負けしていない。ちょっと大人になったのかな」と成長を感じ取る。前走からの巻き返しに向け、「前々走はなかなかあの時計(1分31秒7)で走れない。あとはやる気を出してくれれば」と期待を込めた。

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