現役G1馬が熱中症でまさかの急死…22年菊花賞馬アスクビクターモアが放牧先で多臓器不全を発症

2022年の菊花賞を制したアスクビクターモア
2022年の菊花賞を制したアスクビクターモア

 JRAは8月9日、22年の菊花賞を制したアスクビクターモア(牡4歳、美浦・田村康仁厩舎、父ディープインパクト)が放牧先で、熱中症による多臓器不全を発症し死んだと発表した。8日付で競走馬登録が抹消されている。

 同馬は昨秋の菊花賞でG1初タイトルを奪取。今年の始動戦は日経賞で9着と振るわず、その後の天皇賞・春と宝塚記念はともに11着と敗れ、6月の宝塚記念後には秋を見据えて放牧に出されていた。

 同馬は2022年の報知杯弥生賞ディープインパクト記念(G2)と菊花賞の重賞2勝を挙げ、JRA通算成績は12戦4勝。獲得賞金は3億4527万5000円(付加賞含む)。馬主は廣崎利洋HD(株)。

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