◆第37回セントウルS・G2(9月10日、阪神・1200メートル)
ロンドンプラン(牡3歳、栗東・宮本厩舎、父グレーターロンドン)の叩き2走目での前進に期待したい。昨年11月の京王杯2歳S後に右後肢の骨折が判明。前走の北九州記念は8着に終わったが、約9か月半ぶりを考えれば悪くない内容だった。「上積みはあると思うよ」と宮本調教師。前走では16キロ増。ボリュームアップにも成功し、今回は実戦を使われたことで馬体も引き締まってきた印象だ。
ちょうど1年前の昨年の小倉2歳Sでは、スタートで大きく出遅れ4角は最後方。絶望的な位置から33秒1の豪脚で重賞初制覇を飾り示した高い能力は、このメンバーに入っても引けは取らない。「賞金的に出られるかな?」とトレーナーは心配していたが、それも杞憂(きゆう)に終わった“運”も味方に一発があっても驚けない。(戸田 和彦)