武豊騎手、自ら決めたスペシャルウィークの勝負服で園田「ゴールデンジョッキーカップ」初優勝

12年ぶりの参戦で初優勝した武豊
12年ぶりの参戦で初優勝した武豊

 通算2000勝以上の騎手12人による招待競走「第30回ゴールデンジョッキーカップ」が14日、園田競馬場で開催され、12年ぶりに参戦した武豊騎手(54)=栗東・フリー=が初優勝した。98年に自身初の日本ダービー制覇を遂げたスペシャルウィークの勝負服を着用し、12日の始球式(甲子園)登板でエールを送ったばかりのプロ野球・阪神のセ・リーグ制覇を前祝い。「“アレ”ができたので良かった」と喜んだ。

 1レース目の8Rで11着に沈んだ武豊は、2鞍目の9Rディージェーサンで見事1着。自ら一日限定の復活を決めた勝負服での勝利は、09年12月6日の阪神6R(ドレスアフェアー)以来だった。「袖を通した時からいろんな思いが頭をよぎった。特別な勝負服のひとつ」。3戦目11Rの5着で3戦合計はトップタイの32点となったが、上位着順の差で栄冠をつかんだ。

 オールドファン垂ぜんの勝負服の限定復活とあって前日の2倍近い3048人が訪れ、ウイナーズサークルは幾重もの人が取り囲んだ。紹介式前には「恥ずかしいね。昔のアイドルが何年かぶりに歌うみたいな」と照れ笑いを浮かべたレジェンドだが、最後は「久々にこの勝負服で勝てて本当にうれしい。いい一日でした」と満面の笑みで園田競馬場を後にした。

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