
◆第75回ダイヤモンドS・G3(2月22日、東京競馬場・芝3400メートル、良)
東京の平地最長距離での重賞に16頭が出走し、単勝1番人気のヘデントール(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎、父ルーラーシップ)が直線で突き抜け、重賞制覇を決めた。戸崎圭太騎手は同レース9度目の騎乗で初勝利。ダノンデサイルで制したアメリカJCCに続く今年の重賞3勝目となった。フェブラリーS(23日、東京競馬場)は有力馬のミッキーファイトとのコンビで臨む。勝ち時計は3分32秒2。
同馬は昨年、町田特別、日本海Sの2連勝でオープン入り。秋には戸崎騎手と初コンビの菊花賞で2着と好走していた。なお、昨年の勝ち馬のテーオーロイヤルは同年の天皇賞・春を制しており、ヘデントールにも大舞台での活躍が期待される。
2着は12番人気のジャンカズマ(野中悠太郎騎手)、3着は10番人気のヴェルミセル(川又賢治騎手)で、3連単は20万9810円の高配当となった。
野中悠太郎騎手(ジャンカズマ=2着)「逃げ馬を見ながらプラン通りに2番手で運べた。道中で少し力んだところもあったけど、軽ハンデ(54キロ)を生かして最後までしぶとく頑張ってくれた」
川又賢治騎手(ヴェルミセル=3着)「乗りやすく、折り合いも問題なかった。距離は延びれば延びるほど良さが出るタイプです。ずっと長くいい脚を使って、ラストもいい意味で変わらず伸びてくれた。これから強い相手と戦うと思うが十分に楽しみな馬です」