
★京都3R・3歳未勝利の馬トク激走馬=アーリドラータ
今月9日の京都競馬でデビューしたばかりのエポカドーロ産駒。前残りの展開でも勝ち馬から1秒差の4着に食い込み、初戦からめどの立つ内容を見せている。
大外から好スタートを切りながら、勝負どころの4コーナー手前では鞍上の手が動くなどズブさを見せただけに、使った効果でガラリと変わってきそうな雰囲気がある。
今回は「上位騎手騎乗」と「期待値高い偶数馬番」が激走馬の要因。特に前者は、2キロの減量特典がある吉村誠之助騎手に乗り替わり。好調の2年目ジョッキーが後押しになりそうだ。
★東京6R・4歳上1勝クラスの馬トク激走馬=バードウォッチャー
新馬勝ちした同馬は3冠牝馬アパパネを母に持つ4歳馬で、半姉アカイトリノムスメ(ディープインパクト)は21年秋華賞を制している優秀なファミリーだ。
初勝利後は8連敗中だが、復活の兆しを見せたのが前走。前残りの流れで直線の内では進路がなくなったかに見えたが、外に出してからは上がり最速の末脚で4着まで詰めてきた。
激走馬の要因としては「性別補正で浮上」と「末脚性能が上位」が挙がっているが、仕上指数も2位の高い数値を算出。きっかけをつかみ始めた良血馬から目が離せない。
★小倉12R・4歳上1勝クラスの馬トク激走馬=モンレーヴ
23年12月に初勝利を飾ってからは現級で9連敗のサトノダイヤモンド産駒。頭打ちの状況に陥っていたが、果敢に逃げた前走は0秒1差の4着とレースぶりが激変した。
デビュー時は450キロ台だった馬体重も前走では482キロまで増量。直近2戦で合計18キロも増えていることからフィジカル面の成長が前走の好走につながった可能性が大きい。
激走馬としてピックアップされた要因は「斤量補正で浮上」と「馬体重あり馬格上位」の2点。仕上指数がトップの69に加え、バイタルジョッキーの石神深道騎手が継続騎乗する点も大きい。