【中山4R・2歳新馬】ホッコータルマエ産駒のピュアキアンが逃走V 吉田豊騎手「追えば追うほど伸びた」

デビュー戦を勝利で飾ったピュアキアン(左、カメラ・荒牧 徹)
デビュー戦を勝利で飾ったピュアキアン(左、カメラ・荒牧 徹)

 9月16日の中山4R・2歳新馬(ダート1800メートル、15頭立て)は、2番人気のピュアキアン(牡、美浦・竹内正洋厩舎、父ホッコータルマエ)が先手を奪うと最後まで譲らず逃げ切り勝ちを収めた。勝ちタイムは1分55秒9(良)。

 好スタートからやや手綱を押して先手を主張すると、そのままハナを奪った。道中は折り合いがつきスムーズな走り。4コーナー手前から徐々に加速して直線へ向くと、脚いろは衰えるどころかさらに末脚を伸ばし、ただ一頭迫ったバナマンテソーロ(永野猛蔵騎手)を半馬身差で振り切った。

 吉田豊騎手は「調教からまたがっていて、いい感じで動けていて距離もダートのこのぐらいが合うと思っていました。スタートで出たら自分でレースを作ろうと思っていましたし、向こう正面の手前からいい感じで息が入っていました。直線も楽勝だと思ったけど、一頭来ていて、それでも追えば追うほどに伸びてくれました。(自身がデビューから3戦騎乗した)お母さんもテンションが高い馬だったので、そこら辺が出なければいいですね」と見通しを語った。次走はもちの木賞(11月5日、京都・ダート1800メートル)などが視野に入る。

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