9月26日からプレオープンした美浦トレセンの坂路で27日、調教での本格的な追い切りがスタートした。坂路全体の高低差は15メートルアップして、栗東トレセンの32メートルを上回る33メートルとなり、地面を掘り下げた両側が壁に囲まれたスタート地点から次々と駆け上がっていった。
朝一番で追い切りを行った国枝調教師は「一番いいのは、(コースに)おろすところで落ち着いておろせる。(スタート地点は)壁になっているので、周りが気になったりして(周囲の変化や出来事に)左右されることがない。(ゴール地点が以前より手前に移動したことで)止め際にむりくり引っ張ることがなくていいし、より馬と人が折り合っていける施設になった。すごくよくなったよ」と、評価した。