通算2000勝以上の騎手が腕を競う第31回ゴールデンジョッキーカップが19日、園田競馬場で開催された。5レース終了後に行われた騎手紹介式に出場12人が勢ぞろい。かつて競馬史を彩った勝負服をまとった武豊騎手(55)=栗東・フリー=が登場するとスタンドからは大歓声があがった。
昨年今シリーズ初制覇を成し遂げた武豊は自身初の日本ダービー制覇を飾った98年のスペシャルウィークの勝負を再び着用。紹介式では阪神タイガースにちなんで「アレンパ(連覇)優勝目指して頑張ります」と力強く宣言した。
8月にJRAから地方競馬に復帰し、13年ぶりの出場となった小牧太騎手(57)が紹介されるとひときわ大きな歓声が上がった。「勝ってしまうと“やらせ”と思われてしまうので2位目指して頑張ります」と冗談まじりに話すとファンからは再び大きな拍手を受けていた。