10月8日の京都1R、2歳未勝利(芝1200メートル=12頭立て)は、河原田菜々騎手が騎乗した3番人気のクリスアーサー(牡、栗東・渡辺薫彦厩舎、父ビッグアーサー)が先行策から4コーナーで先頭に立つと、後続を振り切って初勝利を飾った。勝ち時計は1分9秒1(良)。
逃げた馬と競り合う形で楽な競馬ではなかったが、父譲りのスピードをフルに生かし切った。2着に追い込んだ9番人気のステイチューンド(和田竜二騎手)に2馬身の差をつけ、悠々とゴールを駆け抜けた。2着から1馬身差の3着は7番人気のボビーニクビッタケ(藤岡康太騎手)が入った。
この勝利がデビューから9勝目となったルーキーの河原田騎手は「スタートも前回よりも出て、外の馬が来たら反応してくれました。ただ、私の判断が遅く、逃げた馬と併せ馬になってしまいました。それでも最後まで手応えがよくて、能力の高い馬です。仕上げてくれた厩舎スタッフと、オーナーさんに感謝して、これからも乗っていきたいと思います」と笑顔で振り返った。