◆第84回菊花賞・G1(10月22日、京都競馬場・芝3000メートル)追い切り=10月18日、栗東トレセン
神戸新聞杯からの重賞連勝を狙うサトノグランツ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎、父サトノダイヤモンド)は坂路で単走。鞍上は手綱をほとんど動かすことなく、ほぼ持ったままだったが、52秒7―12秒3の好時計で駆け上がった。
友道調教師は「時計的には53、54秒ぐらいを予定していました。遅いかなと思って見ていたんですけど、実際には52秒台。思っていたよりも時計が速かった。具合はいいと思いますし、乗っている助手も『全く無理しなくてこの時計』と言っていました」と明るい表情で説明した。
今回は距離延長で目指す最後の1冠。「折り合いはつくし、スタミナもあるし、前走を見る限り最後の瞬発力もある。3拍子そろった、いいところが長距離に向いていると思います」と確かな手応えをにじませた。