【京都11R・菊花賞】衝撃的だった。昨年の9月18日の新馬(中京・芝2000メートル)。2着に8馬身差、けた違いのパフォーマンスでデビュー勝ちを飾ったのが、ハーツコンチェルトだった。
それ以降、白星に恵まれないが、日本ダービーは優勝馬タスティエーラ、2着ソールオリエンスから首+鼻差の3着。春の2冠を手にした2頭と変わらない潜在能力を示した。不器用と表現したくなるレース運びは、淀の3000メートルでこそ生きる。坂の下りを味方に一気に躍り出る。馬単(12)⇄(7)(14)(11)(9)(15)(17)。(編集委員)