10月28日の京都8R・萩S(芝1800メートル外回り=6頭立て、2歳オープン、リステッド)は、1番人気のルシフェル(牝2歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父ハーツクライ)が差し切ってオープン初Vを決めた。勝ち時計は1分47秒9(良)。
テン乗りの川田将雅騎手は「まだ精神面で幼く、急に進めなくなったりします。色々な面が徐々に成長してくれば」と期待を込めた。斉藤崇調教師は「ハミを取ったり取らなかったりで、見ている方は不安というか…。まだ幼く集中力に欠けますが、最後はしっかりしていました。距離は延びても全然大丈夫。賞金を加算できて良かったです。1回、放牧に出します」とホッとした表情で喜んだ。
萩Sが1800メートルになった02年以降、牝馬が勝ったのは初めて。サートゥルナーリア(18年)やダノンスコーピオン(21年)など、のちのG1馬を輩出する出世レースで、オークスまで覚えておきたい存在だ。