◆第12回アルテミスS・G3(10月28日、東京・芝1600メートル=良)
ソダシ、リスグラシューなどの名牝が制した2歳牝馬の登竜門となる重賞に10頭が出走し、クリストフ・ルメール騎手が手綱を執った単勝1番人気のチェルヴィニア(美浦・木村哲也厩舎、父ハービンジャー)が、重賞初挑戦で勝利を飾った。
2016年のフローラSを制し、オークスでは2着になったチェッキーノの娘。今年の新潟記念Vの半兄ノッキングポイント(父モーリス)に続く重賞勝利となった。
勝ち時計は1分33秒6。2着に2番人気のサフィラ(松山弘平騎手)、3着には4番人気のスティールブルー(荻野極騎手)が続いた。
サフィラは全兄のサリオスが19年朝日杯FSのG1勝利を含む重賞4勝。半姉のサラキア(父ディープインパクト)は20年の府中牝馬Sを制し、同年のエリザベス女王杯、有馬記念で2着とG1戦線で好走した。その半妹にあたる良血馬だったが、重賞初制覇ならなかった。
松山弘平騎手(サフィラ=2着)「枠もスタートも良かったですし、いい競馬をしてくれました。最後もいい脚を使ってくれましたが、勝ち馬が強かったです」