【BCマイル】ソングラインはゴール前猛追も5着まで…ハナを切ったウインカーネリアンは11着に沈む

マスターオブザシーズ(左端)がゴール前でモージ(右端)を捉えて交わす。左から3頭目はソングライン(カメラ・高橋 由二)
マスターオブザシーズ(左端)がゴール前でモージ(右端)を捉えて交わす。左から3頭目はソングライン(カメラ・高橋 由二)
ハナを切ったウインカーネリアン(右)は11着(ロイター)
ハナを切ったウインカーネリアン(右)は11着(ロイター)

◆第40回ブリーダーズCマイル・米G1(11月4日、サンタアニタパーク競馬場・芝1600メートル)

 昨年、今年の安田記念連覇など国内G1・3勝のソングライン(牝5歳、美浦・林徹厩舎、父キズナ)はゴール前の猛追かなわず5着どまり。同じく日本から参戦したウインカーネリアン(牡6歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父スクリーンヒーロー)も敗れた。勝ったのはビュイック騎乗のマスターオブザシーズ(セン5歳、英国・アップルビー厩舎、父ドバウィ)。勝ち時計は1分32秒45(良)。

 日本馬は好スタートを切ったウインカーネリアンが果敢にハナを奪ったものの、直線で力尽きる展開で13頭立ての11着に。ソングラインは中団を追走したが、コーナーリングのきついコースに戸惑ったか、エンジンがかかったのはゴール前で接戦の5着に詰めるのが精いっぱいだった。

 2年越しのチャレンジは実らなかった。ソングラインは昨年の安田記念でG1初制覇を果たした後、ブリーダーズCマイルへの遠征を目指したが、セントウルS5着後に喉頭蓋に腫れが見られたため米国遠征を断念。今年に入って連覇を狙ったサウジアラビアの1351ターフスプリント・G3も10着に大敗したが、放牧で立て直してヴィクトリアマイル、安田記念とG1連勝で完全復活を遂げ、待望の米国初遠征だった。BCマイルは21年ヴァンドギャルド(12着)に続く2頭目の挑戦だったが、栄冠には届かなかった。


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