11月25日の東京4R・2歳新馬(ダート1400メートル、16頭立て)は、12番人気の伏兵スタンリーテソーロ(牡、美浦・稲垣幸雄厩舎、父ファインニードル)が逃げ切り勝ちを収め、3連単37万6010円の波乱を演出した。勝ち時計は1分26秒8(良)。
1番枠で発馬で後手を引いたが、リカバリーして内からハナに立った。道中も物見をするなど若さを見せながらも、直線で2着シントーハナノボスが外から伸びてくると再びギアを入れて突き放し、1馬身1/4差をつけて低評価を覆した。原優介騎手は「攻め馬に乗せてもらって体力があると確認していたので、逃げたいと思っていました。スタートで遅れましたが、スペースがあって無理やりハナに行かせてもらいました。物見したり、ハミを取ってくれなかったけど、何とか勝たせられて良かったです。厩舎がいい状態にもってきてくれたおかげです。伸びしろはありますね。余力がある状態でやれたので、次に強い相手とどこまでやれるか楽しみです」と今後に期待した。