第57回ステイヤーズステークス・G2が12月2日、中山の芝3600メートルで行われる。
2021年に続き、11月のアルゼンチン共和国杯を2着したマイネルウィルトス(牡7歳、栗東・宮徹厩舎)。目黒記念でも2着があり、東京の2500メートルがベストの感はあるが、持久力に優れ、晴雨兼用のキャラクターは強み。中山は未勝利だが、右回りは問題なく、荒れた馬場なら一気に浮上する。
セントライト記念5着以来のキングズレイン(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎)はホープフルS3着があり、素質はNO1と言っていい存在も、酷暑での疲労が抜けない時期があり、回復、成長に時間がかかっている現状。ビュイック騎手の手綱がカンフル剤になれば。
ダイヤモンドSを勝ち、天皇賞・春を3着した時のコンディションに戻ればテーオーロイヤル(牡5歳、栗東・岡田稲男厩舎)も黙っていない。直前の気配をじっくり見極めたい。福島記念2着ダンディズム(セン7歳、栗東・野中賢二厩舎)、古都Sを勝って挑むワープスピード(牡4歳、美浦・高木登厩舎)は母系を考えても真のステイヤーの資質十分で注意。(大上 賢一郎)