第24回チャンピオンズカップ・G1は12月3日、中京のダート1800メートルで行われる。
G1のフェブラリーS、南部杯を圧倒的な内容で勝利したレモンポップ(牡5歳、美浦・田中博康厩舎)。かつては1400メートルがベストと言われた馬が難なくマイルを攻略した。田中博康調教師は「前回(南部杯)も距離はぎりぎりと思っていたが、あのレース内容なら可能性にかけてみたいと思いました」と説明。ポテンシャル自体はNO1だけに、1800メートルをこなせば、当然首位有力だ。
コリアカップ1着から挑むクラウンプライド(牡4歳、栗東・新谷功一厩舎)は昨年の2着馬。海外転戦で心身のタフさを身につけ、ここも激戦を制してのG1ゲットの心づもりだ。
かしわ記念、帝王賞の勝ち馬メイショウハリオ(牡6歳、栗東・岡田稲男厩舎)はフェブラリーSでの大出遅れ3着が印象に残る。左回り1800メートルは合いそうで、ゲートを決めれば上位をにぎわす可能性大。
新馬から前走のみやこSまで無傷の5連勝を決めたセラフィックコール(牡3歳、栗東・寺島良厩舎)の1週前追い切りは栗東CWコースで単走。6ハロン89秒9―12秒8と、余力十分の動きでフィニッシュした。無限の可能性を秘めるヘニーヒューズ産駒のG1挑戦は楽しみいっぱい。最終追い切りにはミルコ・デムーロ騎手が騎乗する予定だ。
一昨年の覇者テーオーケインズ(牡6歳、栗東・高柳大輔洋厩舎)は帝王賞、JBCクラシック3着からの参戦。得意の舞台での復活に懸ける。
JBCレディスクラシック1着アイコンテーラー(牝5歳、栗東・河内洋厩舎)、コリアカップ2着グロリアムンディ(牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎)、JBCクラシックで復権の2着ノットゥルノ(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)、シリウスSを勝って挑むハギノアレグリアス(牡6歳、栗東・四位洋文厩舎)とメンバーは粒ぞろいだ。(大上 賢一郎)