【阪神JF】抽選突破組が熱い2歳女王決定戦 08年覇者ブエナビスタは17分の6をクリア

2馬身半差で快勝した08年覇者ブエナビスタ(左)
2馬身半差で快勝した08年覇者ブエナビスタ(左)

◆第75回阪神JF・G1(12月10日、阪神競馬場・芝1600メートル)

 第75回阪神ジュベナイルフィリーズ・G1は10日、阪神競馬場で開催される。抽選対象の1勝馬が過去に4勝&2着5回もの好成績を残す2歳牝馬の頂上決戦。山下優記者は同じく抽選突破から栄冠をつかみ、G1・6勝の名牝となった08年覇者ブエナビスタに思いをはせ、今年も抽選突破からの激走に期待を寄せる。

 日本競馬史で「強い牝馬」と言えばアーモンドアイにジェンティルドンナ、そして今年3冠のリバティアイランドも名前が挙がりそうだが、ブエナビスタも忘れてはならない。08年の阪神JFは1勝馬17頭が6の抽選枠を争う狭き門。この第一関門を突破したブエナビスタは重賞勝ち馬もいるなか、新馬戦3着、未勝利戦1着の戦績で1番人気に支持された。半兄にアドマイヤジャパン(05年菊花賞2着)やアドマイヤオーラ(07年報知杯弥生賞勝ち)がいて評判が高かったこともあるが、記者も間違いなく勝てると思っていた。それくらい、未勝利戦の勝ちっぷりが優秀だったからだ。

 本番は後方から進み、4コーナーでも16番手。先頭とはかなり差があったが、安藤勝(引退)が自信満々に大外に持ち出すと、ワンランク上の末脚であっさりと突き抜けた。直線だけの競馬で2着ダノンベルベールに2馬身半差の完勝。95年覇者の母ビワハイジとの母娘制覇だったが、万が一抽選で除外になっていたら、この物語は生まれていない。競走馬の一生は運にも左右されると、強く感じさせられた一戦だった。

 昨年、12番人気で2着に激走したシンリョクカも1戦1勝でエントリーして9分の3の抽選を突破。今年も、抽選対象馬を軽く見てはいけない。個人的に注目しているのはタガノエルピーダ。10月14日に京都の新馬戦(芝1600メートル)を勝ち上がったが、ラスト2ハロンがともに11秒0という瞬発力勝負のなか、完全に逃げ馬が勝つ流れを2番手から33秒5の末脚でかわして勝ち切った。

 1番人気の期待を裏切らなかったブエナビスタは翌年も1番人気で春の牝馬クラシック2冠を制し、G1計6勝の名牝にまで上り詰めた。今年もまた、10頭が抽選枠3つを争う狭き門。そのなかには、永島のG1初騎乗につながるスウィープフィートもいる。新たなドラマの始まりを、とても楽しみにしている。(山下 優)

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