第75回朝日杯フューチュリティステークス・G1が17日、阪神の芝1600メートルで行われる。
新馬、デイリー杯2歳S連勝中のジャンタルマンタル(牡2歳、栗東・高野友和厩舎)。1週前は栗東坂路で単走。しまい重点で加速を見し、54秒8―12秒1をマークした。高野調教師は「リズム重視で予定通り。伸びしろはまだあると思う」とコメント。川田騎手とのコンビで2歳の頂点を目指す。
前走の東京スポーツ杯2歳Sで重賞初制覇を飾ったシュトラウス(牡2歳、美浦・武井亮厩舎)。1週前は美浦・Wコースを単走。折り合いがつき迫力満点のフットワークで駆け、6ハロン80秒7―12秒0。武井調教師は「リズム良く行けて良かったと思う」と手応えを伝えた。父がモーリス、母がマイルCS勝ち馬のブルーメンブラット。G1を制した両親に続きたい一戦。
札幌2歳Sを4馬身差で圧倒したセットアップ(牡2歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)。休養明けだが、パワーを要する馬場はもってこいでひと雨くれば、首位候補。
新馬、秋明菊賞連勝のダノンマッキンリー(牡2歳、栗東・藤原英昭厩舎)、新馬、コスモス賞連勝のエコロヴァルツ(牡2歳、栗東・牧浦充徳厩舎)、デイリー杯2歳S2着エンヤラヴフェイス(牡2歳、栗東・森田直行厩舎)、小倉2歳Sの勝ち馬アスクワンタイム(牡2歳、栗東・梅田智之厩舎)、同2着のミルテンベルク(牡2歳、栗東・武英智厩舎)は京王杯2歳Sでは5着と好走した。ベゴニア賞の勝ち馬オーサムストローク(牡2歳、美浦・伊藤圭三厩舎)は崩れない安定感があり、強敵相手でも楽しみ。(大上 賢一郎)