第68回有馬記念・G1が12月24日、中山の芝2500メートルで行われる。
天皇賞・秋2着からの参戦になるジャスティンパレス(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)は、昨年の7着馬。天皇賞・春を勝ち、宝塚記念も3着と今年の一連の戦いで地力は大幅に強化しているだけに、ここは勝機十分。
天皇賞・秋回避以来のジャパンCではイクイノックス、リバティアイランドに続く3着と地力を示したスターズオンアース(牝4歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)。内回りの大阪杯で2着、距離不足のヴィクトリアM3着と条件不向きでも確実に上位をにぎわせるタイプ。このコースを攻略すれば突き抜けもあっていい。
2番手から運んだジャパンCを5着のタイトルホルダー(牡5歳、美浦・栗田徹厩舎)。日経賞連覇の中山芝2500メートルの条件で、一昨年5着、昨年9着の借りを一気に返し、有終を飾れるか。
春の宝塚記念でイクイノックスの2着、秋は凱旋門賞に挑戦し4着のスルーセブンシーズ(牝5歳、美浦・尾関知人厩舎)は、ここにきてまさに充実一途。1週前も抜群の走りをアピールしており、一気の戴冠があって驚けない。
BCターフ3着以来のシャフリヤール(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎)は松山とのコンビで挑む。
日本ダービー1着、2着のタスティエーラ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)、ソールオリエンス(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎)。中山の皐月賞もワンツーしており、コース適性もある。
ジャパンC4着のドウデュース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)は3戦ぶりに武豊とのコンビ。ここに入っても一発の気配は漂っている。秋華賞、エリザベス女王杯ともに3着のハーパー(牝3歳、栗東・友道康夫厩舎)は54キロを生かしてどこまで。BCフィリー&メアターフ4着からの参戦になるウインマリリン(牝6歳、美浦・手塚貴久厩舎)。モリスとのコンビでここがラストランになる。(大上 賢一郎)