【有馬記念】成長著しい3歳牝馬ハーパー 陣営「食欲が春とは全然違います」

坂路で脚慣らしをするハーパー(カメラ・高橋 由二)
坂路で脚慣らしをするハーパー(カメラ・高橋 由二)

◆第68回有馬記念・G1(12月24日、中山・芝2500メートル)=12月19日、栗東トレセン

 牝馬3冠路線で安定して走ってきたハーパー(牝3歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)は、坂路を58秒7―14秒6で駆け上がった。最終追い前日だが落ち着きもあり、体もふっくらと見せている。大江助手は「エリザベス女王杯もしっかり仕上げましたが、さらにひとつ、上積みがありそうです」と満足げに話した。

 ここ4戦は全てG1に出走して〈4〉〈2〉〈3〉〈3〉着と好走を続けている。「食欲が春とは全然違います。食べたものが実になって、やりたい調教ができる。それが一番の違いですね」と同助手は手応えを感じていた。3歳牝馬で斤量は54キロ。最大4キロのアドバンテージを生かせれば、一発も十分だ。

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