有馬記念はスルーセブンシーズと戦います。ドリームジャーニーで初めて勝たせてもらってから14年。その娘で5度目のVに挑みます。初めてコンビを組んだ宝塚記念がイクイノックスに首差の2着。凱旋門賞でも4着と健闘し、5歳になっての充実は目覚ましいものがあります。すごいメンバーがそろいましたが、十分勝負になる馬です。
帰国初戦に向けて体調面の心配はなさそうです。今年の凱旋門賞は、ここ数年と異なりきれいな馬場での開催。おかげでレース後のダメージは小さかったようで、尾関調教師は「状態はいい」と自信を持っていました。
木曜の公開枠順抽選会で引いたのが15番枠。外枠が不利なレースだけに厳しいと感じますが、スムーズにエスコートして少し展開が向いてくれれば、絶対に克服してくれると信じています。ドリームジャーニー産駒は現役で走っている馬が少なくなり、G1父子制覇が狙える最後のチャンスになるかもしれません。
週明けに背中に入っているプレートなどを取り除く手術を受けるため、年内の騎乗は今日がラスト。笑って締めくくれるよう、最高の結果を出すことだけに集中します。(JRA騎手)
【中山】
11R スルーセブンシーズ A
12R スウィートプロミス C(本紙評価)