【阪神C】ウインマーベルがゴール前で抜け出して重賞2勝目 松山騎手「まだまだやれると思います」

重賞2勝目を飾ったウインマーベル
重賞2勝目を飾ったウインマーベル

◆第18回阪神C・G2(12月23日、阪神・芝1400メートル、良)

 力でねじ伏せた。2枠4番のウインマーベルは、勝負どころで外につけ、いつでも動ける態勢に。直線で一完歩ごとに加速すると、ゴール前で力強く抜け出した。重賞2勝目へと導いた松山は「課題のスタートをしっかり出てくれました。G1馬がいるなかで勝ててうれしい。本当にいい馬です」と笑顔を見せた。

 3歳春に葵Sで重賞初Vを飾った後は、昨秋のスプリンターズS・G1など重賞で3回の2着。歯がゆい思いを振り払い、ゴール後にガッツポーズをした松山は「1200メートルは少し忙しかった。ここ2戦、1400メートルを走って、しっかり応えてくれました。まだまだやれると思います」と9回目のコンビとなる相棒をたたえた。

 阪神での初勝利がG2となった開業5年目の深山調教師は「この秋は気合乗りが良くなって、どこかでチャンスがあると思っていました。もっと成長してほしい。大きいところを狙っていきたいですね」。来年のG1戦線を見据え、力を込めた。(玉木 宏征)

 ◆ウインマーベル 父アイルハヴアナザー、母コスモマーベラス(父フジキセキ)。美浦・深山雅史厩舎所属の牡4歳。北海道新冠町コスモヴューファームの生産。通算20戦5勝。総獲得賞金は2億7877万5000円。重賞2勝目。馬主は(株)ウイン。

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