【フェアリーS】キャットファイト5ハロン65秒6―11秒6をマーク 反撃態勢整った

鋭く伸びるキャットファイト(左)
鋭く伸びるキャットファイト(左)

◆第40回フェアリーS追い切り(1月3日、美浦トレセン)

 第40回フェアリーS・G3(7日、中山)に出走するキャットファイトは3日、美浦・Wコースで反撃態勢を整えた。大きく先行する2頭を馬なりで余力十分に追走。直線では切れのある伸びでゴールデンモモコ(3歳新馬)に併入。5ハロン65秒6―11秒6をマークした。上原博調教師は「少しでもリラックスして乗るように指示したけど、それであの時計なんだからそれだけの馬」と、状態の良さに胸を張った。

 前走の阪神JFは4番人気で10着に大敗。トレーナーは「初めての阪神輸送と、たくさんの客がいたことでレース前にイレ込んでしまった」と敗因を分析。この中間は気性面の対策を徹底して、非凡な脚力を存分に発揮できるよう仕上げてきた。「動きがすごく上手で非常にスピードがある馬。そのぶん気性がピリッとしているけど、能力を出してくれればかなり走る」と断言。2歳コースレコードで5馬身差Vを決めた2走前のアスター賞と同舞台に戻って巻き返す。(角田 晨)

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