JRAは1月9日、2023年度のJRA賞を発表した。新設の最優秀マイラーにはソングライン(牝5歳、美浦・林徹厩舎、父キズナ)が輝き、最優秀4歳以上牝馬とともにダブル受賞となった(年齢は2023年時点の表記)。最優秀マイラーでは投票総数295票のうち275票を獲得し、最優秀4歳以上牝馬では投票総数295票のうち275票を獲得した。
2023年は5戦2勝(うち海外2戦0勝)。ヴィクトリアマイル、安田記念を連勝して、史上3頭目の安田記念連覇を達成したほか、09年のウオッカ以来となるヴィクトリアマイルからの連勝Vは史上2頭目の快挙だった。秋は米国遠征に挑み、ブリーダーズCマイル(5着)がラストランとなり現役引退。北海道安平町のノーザンファームで繁殖入りした。
林徹調教師「このたびはこのような賞をいただき、大変光栄に思います。支えていただいた関係各位、応援してしてくださったファンの皆さまには改めて心より御礼申し上げます。ソングライン号はかわいくて、優しい一方で、レースにいけば集中力と闘争心を見せてくれる、すばらしい競走馬でした。そういった雄姿をこれらの賞を通じて、ファンの皆さまにとって、記憶に残る馬としていつまでも覚えていていただければ、こんなにうれしいことはありません」