京都金杯をコレペティトールで勝たせてもらいました。前走(元町S)は後方から末脚にかける競馬での勝利でしたが、重賞で内めの好枠(2番枠)にも入った今回は攻めようと思っていました。序盤から促し、中団の位置を確保できたのが一番の勝因です。最軽量だった54キロのハンデを始め、うまくいった面もあります。とはいえ、まだ4歳になったばかり。体や走りから、これからの馬ですし、成長の余地は大きいはずです。
その京都の芝は初日こそ内有利でしたが、全体的に緩いので1日使うとすぐに悪くなります。2日目以降は馬場の内外で有利不利ということもなく、今後も一日一日の馬場読みが非常に大事なコースになるでしょう。また、今はパワーも必要です。
今週は土曜こそ京都ですが、日曜は中山。ジャニュアリーS(10R)でスズカコテキタイに騎乗します。前走は調教から感じていた通り、いかにも休み明けという走りでした。今回は引き続き、ベストの舞台。ひと叩きで以前の力強ささえ取り戻せば、十分にやれます。好位から抜け出す本来の競馬で復活へ導くつもりです。(JRA騎手)