【中山11R・京成杯】◎バードウォッチャーは母が10年の3冠牝馬アパパネで、3歳上の半姉は秋華賞馬アカイトリノムスメ。いずれも国枝調教師が手がけた厩舎ゆかりの超良血だ。
新馬戦は中団後方をリズムよく運び、直線は徐々に加速してラスト1ハロン付近から一気に突き抜けた。レース運びは終始、冷静で血統通り素材の良さを見せたデビュー戦だった。
中間の調整は順調で、1週前の美浦・Wコースでは5ハロン66秒0―11秒5で古馬オープンに併入。今週は3歳未勝利との併せ馬で遅れたものの、5ハロン65秒5は自己ベスト。推進力のある走りから仕上がっているとジャッジできた。
京成杯は過去5年で勝ち馬4頭が新馬Vからの臨戦と、経験の浅さを気にしなくていい年明け最初の3歳中距離重賞。昨年のソールオリエンスに続き、結果を出して牡馬クラシックの有力候補に躍り出る。
アーバンシックは精神面に若さを残すが能力は相当。課題のスタートさえ五分に出れば逆転も。同じく2戦2勝のジュンゴールドは自在に動ける器用さが魅力だ。