【東海S】ブライアンセンス3連勝へ新コンビ岩田望来騎手を背に11秒5「いい感触」

岩田望が追い切りでコンタクトを取ったブライアンセンス
岩田望が追い切りでコンタクトを取ったブライアンセンス

◆東海S追い切り(17日・美浦トレセン)

 21日に行われる第41回東海S・G2(京都)の追い切りが17日、東西トレセンで行われた。3連勝での重賞初制覇を狙うブライアンセンスは、初騎乗となる岩田望来騎手(23)=栗東・フリー=が手綱を執り好感触を得た。

 完璧なデモだった。2連勝中と勢いに乗るブライアンセンスの最終追い切りは、栗東から駆けつけた新コンビとなる岩田望を背に、美浦・Wコースで単走。スタートからダイナミックなフットワークで加速度を増していくと、直線で鞍上が仕掛けるともう一段ギアを上げ、6ハロン82秒3―11秒5でフィニッシュした。

 斎藤誠調教師は「ジョッキーには反応の鈍さを感じてもらいたかった」とテーマを課したが、鞍上は「いい感触で終われました。直線はどれくらい反応するか見ましたが、しっかり反応していた。息遣いも良かった」と手応え。初コンタクトでしっかり手の内に入れ、さらなる上昇気流に乗った。

 伸び盛りの4歳牡馬。連勝を飾った前走の花園Sは大外枠だったが、向こう正面で馬群の中に身を置き、直線は馬群を割って鮮やかに抜け出した。使うごとに体も増やし、常に進化を続けながらオープン入りを決めた。トレーナーは「あえて馬群で競馬させていた。モレイラが競馬を教えてくれたね。次につながるレースでした」と納得した。

 東京のダート1600メートルのように、芝スタートだとズブさを見せて流れに乗り切れない面はあるが、今回も2連勝を決めたオールダートの得意舞台。斎藤誠師は「(岩田)望来も言っていたけど、本格化は秋以降だと思うが、現状でもやれると思う」と勝負気配を漂わせる。3連勝でのタイトル奪取へ、視界は良好だ。(松末 守司)

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