【中山11R・初富士ステークス】◎ダノンザタイガーは3走前の東京スポーツ杯2歳S(2着)で、のちの日本ダービー3着馬ハーツコンチェルトに先着。2走前の共同通信杯(3着)では3冠〈2〉《1》〈2〉着のタスティエーラに先着と、昨春までは世代トップクラスの力を示していた。
その後は脚元の不安でクラシック出走がかなわず、8か月ぶりの前走はまさかの最下位14着。長期休養明け、重馬場、初距離と不利な条件が重なったとはいえ、全く力を出せなかったことから再度間隔を空けて立て直しを図った。
放牧から帰厩後は12月下旬から時計を出し始め、17日の美浦・Wコースでは5ハロン64秒4―11秒4の好時計で古馬3勝クラスに楽々と先着。調教の動きは申し分なし。今回こそは本来の力を発揮できるとみて軸に指名した。
グランベルナデットの前走は最後で失速したが、初の年長馬相手でも大崩れしなかったのは評価できる。クラス2戦目、ハンデ戦で前進必至とみる。ためれば切れるクライミングリリーは、さばきやすい少頭数が好材料。