◆第38回根岸S・G3(1月28日、東京・ダート1400メートル)
オマツリオトコ(牡4歳、美浦・伊藤圭三厩舎、父ヴィットリオドーロ)の変身が期待できる。
近2走(ダート1200メートル、ダート1600メートル)は結果がでていないが、7ハロン戦は、2歳時とはいえ、ヤマボウシ賞、交流重賞の兵庫ジュニアグランプリを連勝。さらに、3走前の交流重賞の佐賀・サマーチャンピオンで逃げ切ったサンライズホークの流れを6番手から伸びて2着に入ったように、もっとも能力を出し切れる舞台と言える。
サマーチャンピオンの勝ち馬は、その後、兵庫ゴールドトロフィーも制覇。もともとオマツリオトコは、2歳時の全日本2歳優駿では、その後にUAEダービーを制し、ブリーダーズCクラシックで2着に好走したデルマソトガケの頭差2着に入っており、戦ってきた相手も骨っぽい。
昨年12月の神奈川記念(5着)からの臨戦だが、美浦・Wコースで行われた1週前追い切りでは併走馬を追走し、6ハロン82秒1―12秒0をマークして併入。順調にメニューをこなしており、状態もいい。
東京ダート1400メートルは、スタートして200メートル過ぎから最初のコーナーまで下り坂で逃げ、先行馬には息の抜きどころが難しく差し馬の出番もある。充実の4歳を迎え、適条件を得たここで、後ろからズドンといくシーンが見られる。(松末 守司)